太宰帥大伴旅人卿讃酒像

太宰帥大伴旅人卿讃酒像

太宰帥大伴旅人卿讃酒像
(だざいのそつおおもとのたびときょうさんしゅぞう)

小杉放菴(1881 - 1964)
昭和22年(1947)
油彩・カンヴァス
107.2×87.4cm

大正末期に日本画家に転向した後も、放菴は油彩画の大作を描いています。旅人は酒を愛した詩人で、藤原氏の勢力に押されて、大宰府の長官となって筑紫に流された後も、華やかな宴を催しながら文芸を楽しみました。ひとり、濁り酒を飲む旅人のふっくらとした顔は、疎開先の赤倉で自適な生活をおくり、好々爺となった放菴を思わせます。衣服の軽やかな筆致や、人物のずっしりとした骨格には、日本画の麻紙と筆との格闘で鍛えた繊細な描線がいかされています。

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