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- 館内の軌跡
出光美術館は昭和41年(1966)に、東京・丸の内の帝劇ビル9階に開館しました。
谷口吉郎の設計で床面積2531㎡、3つの展示室、陶片資料室、茶室が設けられました。
さらに、皇居周辺の景観が一望できるロビーを設えたゆったりとし空間は、
当時より「都会のオアシス」として多くの皆さまに親しまれてきました。
開館以降何度かの改装を経て、少しずつ形を変えていますが、現在も当時の趣を多く残しています。
エレベーター
美術館専用エレベーターです。
扉には貝殻を使った螺鈿装飾による大小の扇がデザインされています。
エレベーターホール
開館40周年(2006年)を機にリニューアルしました。
土壁には「版築」という古い建築工法が用いられています。
受付
開館時は入口に大きな仙厓の「指月布袋画賛」のパネルがお客様をお迎えしていました。
2006年に改装し、今の姿になりました。
展示室1
企画展を行う展示室です。
1970年代に入って、階段と1段下がったスペースや、壁付きの展示ケースを設け、
今の展示室の形となりました。
展示室2
「仙厓室」として開設し、コレクションの中から厳選した仙厓の作品を展示していました。
その後、企画展示室となりましたが、当時の姿をほぼそのままに残しています。
展示室3
開館時はこの展示室をはじめにご覧いただく順路になっていました。
1971年に柱の間に設置してあったケースを撤去し、今の展示室の形となりました。
展示室4 ルオー
当初はロビーの一角に展示されていたルオーの作品は、2007年に現在の場所に専用展示室を設け、
当館所蔵の作品を常時展示しています。
いつでもルオーの代表作と接する機会をもてるようにと願った出光佐三の想いを、今も受け継いでいます。
展示室5 陶片室
開館時は陶片資料室として開設し、幾度かの改装を経て現在の展示室の形となりました。
日本をはじめアジア各地の遺跡や窯跡などから出土した貴重な陶片資料を常時展示しています。
茶室
開館時は現在の展示室1にあった茶室は、1975年に現在の場所に移し新たに「朝夕菴」として改装しました。
設計は谷口吉郎氏によるものです。
季節に合わせた茶道具を展示しており、床には仙厓の書画を掛けています。
ミュージアムショップ
2006年に現在の形にリニューアルしました。
出光コレクションの作品をモチーフとしたオリジナルグッズや展覧会図録などを販売しています。
ロビー
開館当初はロビーでも作品を展示していました。
今も昔も変わらず、窓からは皇居周辺を一望することができ、
鑑賞後にゆったりとした時間をお過ごしいただけるくつろぎのスペースとなっています。