四季日待図巻

四季日待図巻
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重要文化財

四季日待図巻 (しきひまちずかん)

英一蝶(1652 - 1724)
江戸時代 17 - 18世紀
紙本着色
27.1×762.0cm

日待とは、前夜から身を清めながら朝日を待つ神事をいいます。本図巻は、正月、5月、9月の順に、歌舞や人形芝居などに興じながら夜を明かす人々の姿をとらえます。その朗らかな様子からはにわかに信じられませんが、この作品は、元禄11年(1698)から宝永6年(1709)まで流刑の身にあった一蝶が、伊豆七島の三宅島で描いたものです。一蝶自身もかつて親しんだに違いない都市の華やかな遊興のさまが、軽快な筆致と淡い色彩によって実感豊かにあらわされています。

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