梅花書屋図

梅花書屋図

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梅花書屋図

重要文化財

梅花書屋図 (ばいかしょおくず)

田能村竹田(1777 - 1835)
江戸時代 天保3年(1832)
紙本墨画淡彩
173.6×63.8cm

遠くまで見渡せる広大な平野と、どこまでも続く梅林。蛇行する川の畔に家があります。開け放たれた石門をくぐれば、そこは梅に囲まれた閑静な書屋。屋内の人物たちは、巻子を手に取りながら絵画や文学についての談笑に時を過ごしているようです。本作品は、豊前国小倉藩の大庄屋・曽木士功のために描かれました。竹田は、上京の途中、士功の居宅に立ち寄り、約1ヵ月間滞在した謝礼として、この絵を贈りました。清澄な色彩が、気品溢れる画趣を生んでいます。

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