七佛通戒偈 (しちぶつつうかいげ) 一休宗純(1394 - 1481)室町時代 15世紀紙本墨書141.6×26.2cm 一休宗純は、臨済宗・大徳寺派の高僧です。「諸悪莫作、衆善奉行」の語は、「七佛通戒偈」と呼ぶ四句の内の前半2句分にあたるもので、これを一気呵成に1行の条幅へと書き上げています。一休の墨跡中、最も知られる題材で、真珠庵蔵の対幅をはじめ数多くの類作が今日伝来しています。詩書画一致の文人的素養を大切にし、詩文ほか墨梅図など略筆の水墨画も手がけました。前田家伝来。 「墨跡」一覧に戻る