《受難》1 受難
(《じゅなん》1 じゅなん)
ジョルジュ・ルオー(1871 - 1958)
油彩・紙(カンヴァスで裏打ち)
1935年
39.5×27.8(46.1×34.1)cm
『聖書』に語られるイエス・キリストの最期の日々を題材とした、フランスの詩人アンドレ・シュアレス(1868 - 1948)による創作詩篇『受難(PASSION)』の木版挿絵の下絵を原画とするルオー最大の連作油彩画の内の1点です。ヴォラールの依頼により、ほぼ1年という短期間に81点の下絵すべてが油彩に描き直されたと考えられます(当館はそのうち64点を所蔵しています)。また、本連作は盛り上げ技法を採用した、最初の記念すべき作品でもあります。