老人六歌仙画賛

老人六歌仙画賛

老人六歌仙画賛 (ろうじんろくかせんがさん)

仙厓(1750 - 1837)
江戸時代
紙本墨画・墨書
43.2×53.9cm

年を重ねると顕著になってくる老人たちの日頃の立ち居振る舞いの特徴や、口うるさい言動などを「歌仙」に喩えて詠んだ先人の歌を仙厓流に再構成して賛にまとめています。「老い」は仕方のないことと諦めず、輪廻の長いサイクルからするとほんの一時の辛抱でしかないと肯定的にとらえ、「老い」を謳歌することを提案した仙厓流の「老い」への指南書です。その証拠に、描かれている老人達は皆おおらかで、のびのびとして微笑ましい様子です。

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