十二ヵ月離合山水図屏風

十二ヵ月離合山水図屏風

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十二ヵ月離合山水図屏風

重要文化財

十二ヵ月離合山水図屏風
(じゅうにかげつりごうさんすいずびょうぶ)

池大雅(1723 - 1776)
江戸時代 明和6年(1769)頃
六曲一双
紙本墨画淡彩
各図138.2×57.4 cm

1幅ずつでも、また全体をながめてもひとつの絵画として見ることのできる、いわゆる離合山水図の傑作です。この趣向の山水図は中国では3幅対の形式が一般的ですが、大雅は1月から12月までのそれぞれの画面を屏風に貼り付け、屏風全体としても壮大なひとつの景観を創り出しました。春の広大な湖と秋の峨々たる山々を対比させる構成、色の点で描き出した柳の葉のきらめきなどに、大雅の豊かな画技が発揮されます。添え状からは、明和6年(1769)頃の作とわかります。

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