春日野蒔絵硯箱 
柏に木菟蒔絵料紙箱

春日野蒔絵硯箱 柏に木菟蒔絵料紙箱

重要文化財

春日野蒔絵硯箱 
柏に木菟蒔絵料紙箱 (かすがのまきえすずりばこかしわにみみずくまきえりょうしばこ)

小川破笠(1663 - 1747)
江戸時代 18世紀
木製漆塗・螺鈿
27.2×17.5cm(硯箱)
37.3×28.2cm(料紙箱)

堆朱・陶片・ガラスなどの様々な素材を用いた新しい象嵌装飾を江戸時代の漆工界にもちこんだ革新的な漆芸家小川破笠の代表作。硯箱蓋表には津軽五代藩主信寿(義軒)の漢詩に秋草と鹿を蒔絵と陶板で表し、蓋側面には「福」「寿」の字を並べています。料紙箱には、蓋表に柏にとまる木菟を高蒔絵、陶板、螺鈿などで表し、側面には四季を詠んだ漢詩を配しています。信寿の漢詩の存在から、破笠の津軽藩時代をうががわせる貴重な作品です。

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