金銅蓮唐草文透彫経箱

金銅蓮唐草文透彫経箱

重要文化財

金銅蓮唐草文透彫経箱
(こんどうはすからくさもんすかしぼりきょうばこ)

室町時代 16世紀
金銅
31.5×21.5cm

厚手の金銅板に透彫り文様をほどこした長方形の経箱です。合わせ造りで蓋と身の合わせ口には覆輪をめぐらせています。底板を除く、蓋表と身の側面に大ぶりな蓮唐草文を、蓋の側面にも小ぶりな蓮唐草文を透彫りであらわし、さらに細部は鋤彫り技法を用いて文様を浮き出させています。本経箱と大きさや文様が酷似し、天文24年(1555)の寄進銘をもつ経箱が京都要法寺に伝来しており、本作の制作時期を推定することができます。

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